名古屋「ソング&ダンス 55ステップス」
2009年 05月 26日
(今気づいたけど、このキャッチコピーは「彦麻呂さん」ですか?(笑))
「トロイ」と「ジーザス」の感想もまだですが(^_^;)、今回は記憶がホットなうちにメモっておこうとおもいます。
JR笹島のキャッツシアター以後は、愛知県芸術劇場の近くに「名古屋ミュージカル劇場」ってのがありまして、「オペラ座の怪人」や「美女と野獣」を上演していました。
「ミュージカルの花束」と題して上演されたソング&ダンスは、当時の四季のトップシンガー&ダンサーで彩られ、とっても贅沢な演目でしたけど、今回Part5となる「ソング&ダンス」も、なかなか観応え&聴き応えのある素晴らしいショーでしたよ♪
そうそう、この日はそのオペラ座の会員先行予約日だったのですが、久しぶりに大苦戦!出かける直前まで粘りましたが全然つながらず(T_T)・・・今回は運転を旦那に代わってもらい、車中でやっとGETです。
とりあえず家族3人で1回、私1人のを1回。
旦那と息子は、一度観てみないとリピートするかどうか決められないらしい(笑)
まぁ、確かにうちの男連中好みのものではないかもね。
どうせロングランなので、私はとりあえず2か月に1回くらいのペースで、あとは平日マチネなら行こうと思えばいつでも行けるので、キャスト次第で突発ってパターンかな。
んで、この日、劇場へ入ろうとしていたら、後ろから「トントン」と肩を叩く人が。
「えっ?」っと振り向いたらば、なんと息子の小学校の時の同級生とお母さんでした。
中学校は学区の関係で別れてしまったので、久しぶりの再会です。しかしすごい偶然。
彼女もやっぱりオペラ座のチケ取りに苦戦し、劇場の窓口で購入したんだそうな。
(端の席で肩を落としていました)
東京公演を支えていたダンサーたちの数人は「ウエストサイド物語」や「アンデルセン物語」へ行ってしまって、ちょいと残念な気持ちもありましたが、でもだからといって今回のキャストに不満が残るっていうレベルじゃないのが嬉しいですね。
持ち役の歌がいろいろ聴けるのも嬉しい♪
阿久津さんのラダメス。
「アイーダ」東京公演が決まった今、観劇心をくすぐられるナンバーです。
アイーダ役の智恵さんとの『星のさだめ』はまさにあの切ない物語が蘇りますね。
お二人のハケ方がまたいいじゃないっ!(^^♪
阿久津さんの保科。
白い衣装で、そして正坐でもって『祖国』を歌われて、星空に向かって遠く日本へ想いを馳せ、背中を向けて登場したダンサーさんの姿を見て、私の眼はちょっとウルウル(笑)
早水さんの『メモリー』。
絶品♪
ただ、個人的には、音をためて歌うより(ホラ、歌手が持ち歌を何千回と歌っているうちに、歌い方を変える時があるじゃない。あんな感じ)、楽譜に素直に近い感じで歌われた方が好きです。今回早水さんは、そんな歌い方が多かったな。まぁ、普段とは違うシンガーさんの個性を出した表現があるのも、このソンダンの魅力のひとつではあるのですけどね。
早水さんの『手をすり抜けて』
名古屋ではドナでの登場はなかったですけど、一度観てみたかったなぁと思わせるような、母性を感じさせるすてきな歌声でした。
智恵さんの『ブエノスアイレス』
まさにタイトルロールを演じてきた自信が溢れていました。
智恵さん自身はエレガントな方なんですが、エビータのちょっとあばずれっぽい野心家な側面がとても伝わってきました。これはやっぱり自身が演じてきた強みが歌に現れているなぁと感じましたよ。
村さんの『ピラトの夢』
つい先日『ピラトの夢』は青井さんで聴いたのですが、村さんの声だと深みがあります!
私の中でピラトはやっぱり村さんだなぁ。
そしてそして村さんの『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』
名古屋で次に上演の「オペラ座の怪人」へのまさに素晴らしい布石ですね。
改めてとてもいい声の持ち主だったんだなぁと感じないワケにはいきません。
否が応でも、期待値が高まるというものです。
(もちろん高井さんにも期待大!)
そして、持ち役でない役の歌が聴けるのも、ソンダンならではで、これこそ嬉しい♪
チェやユダの阿久津さんは、そのまんま演れるんじゃないですか?(笑)
この辺、芝さんと逆の持ち歌で面白いですよね。
李さんのタガーもアレンジが楽しかったし、「ノートルダムの鐘」の「僕の願い」もなかなかよかったです。
その後の智恵さんの『「ゴッド・ヘルプ』で切なくなって、思わずちょっとうるうる(笑)
でも、「ソング&ダンス2」の時だったかなぁ?この「僕の願い」はキム・スンラ(金森勝)さんが歌っていたのですけど、個人的にはキムさんの方がカジモドの切ない気持が伝わってきたような記憶があります。でも李さんが決して悪いというワケではないですよ、念のため。
智恵さんの「サウンド・オブ・ミュージック」のマリア役は、ぜひそのまま四季で上演して欲しいです!
今の智恵さんならぴったりだと思うなぁ。
んで、その時トラップ大佐は深水さんで(^。^)
そして絶品だったのは、早水さんの『二つの祖国』
実際問題、早水さんの李香蘭役はあり得ないけど、この歌がこれほど素晴らしく歌われたら、裁判のシーンもまた新たな感動があるだろうなぁと・・・。玲子さんの演技は素晴らしいのですが、昨今の実情を考えるとやっぱりそこが残念でなりません。
シンガーはこの辺にしといて、次はダンサー。
やっぱり嬉しいのは坂田さんのダンスがまた観れたこと。
一時期お名前を観なかったので、退団されていたのか休団されていたのかは存じませんが、残念に思っていたもの。
たくさんのダンサーさんに混じると、意外と小柄なんだなぁって改めて感じました。
相変わらずダンスは素晴らしい!
でも、でも・・・やっぱりもしかしてお歳を召した?それともブランクがまだ埋まってない?
昔のソンダンで敬二さんに負けないくらいのキレキレダンスでもって「!!!」と驚愕した時ほどではなかった気がしました。とはいえ、十分『ヴァリエーションズ』も他もかっこよかったのですよ。
大好きなダンサーさんで、いつまででも踊っていて欲しい方のひとりです。
人の顔を覚えるのが苦手な旦那は、こんだけ四季を観ていても、あまりキャストに詳しくありません(笑)
そんな旦那でも、「あの手足の長さは日本人ばなれしている」と、どうしても目についてしまう女性がいるらしい。
ハイ、もちろん高倉さんです。旦那は「タントミールの人」と呼びます(爆)
あのスタイルの良さは、羨ましいを通り越して、ただただ眩しいですねぇ(^O^)
男性陣では、ベテラン菊池さんが頑張っていたのが嬉しいです。(年齢は違うけど誕生日が一緒)
この方も、いつまでも踊っていて欲しいですねぇ。
渋いダンサーって貴重じゃない?
昨年東京で「キャッツ」を観た時に、握手してもらったのがミストフェリーズだった岩崎さん。
あの時はメイクがちょっと怖かったのと(笑)、なんかちっこくてかわいらしいイメージのミストではなく、ごつごつしたミストだなぁって思ったのですが、今回素顔を見て、「あら?もしかしていいひと?」(笑)
名古屋公演では中心になって頑張っている姿が透けてみえました。
バトンの泉春花さん。
この方も小柄なんですね。かわいらしい♪ 泉さんのバトンでもって、舞台が一層華やかになっている『トプシー・ターヴィー』やマーチング。まさに泉さんがいてこその演出ですね。堪能できるのは今回限りかもと思うと、贅沢な瞬間です。
あとは、「ウエストサイド物語」の時にも目についたのですが、神谷凌さん。
中国の方ですよね。ダンスがしなやかで、お顔も遠目だと童顔っぽい?
なぜだか目についちゃうんですよね。
あとは、個人の感想ではないんですが、タップ、迫力ありました。
簡単そうに踊っているけど、裏ではものすごい努力ですよね、きっと。
観る方でよかった(笑)
今回席は割と後ろの方だったのですが、名古屋は後ろでもかなり見やすいですね。
(いつも前の方の席を狙うので、後ろの席の感じ、あまり知らないのです)
っで、後ろから見ていると、1幕途中くらいまでは、俳優さんが一生懸命歌って踊っている中、お客さんは「シーーーン」っとしてて(笑)、盛り上がってるのか冷静に聴き入っているのか「?」のように見えて面白かったです。「きっと欧米なら、こんなショー形式の演目だと一緒に盛りあがっちゃうのなぁ?」なんて思いながらね。
でもきっとみなさん心の中でそっと盛り上がっているのですよね(笑)
カテコではスタオベもあったし。
そんな日本人気質、嫌いじゃないです(爆)
一応チケットはあと2回分持ってるのだけど、2回とも行けるかなぁ?
次回行く時は、ほのかさんが出演されてると嬉しいな。
途中雑用で何度も中座しながら・・・やっと書き終えた~(+o+)
最後まで読んで下さって、ありがとうございました(^O^)/