日々の雑感を徒然と・・・


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ミュージカル「ファントム」

2月3日(日)家族3人で、大沢たかお主演のミュージカル「ファントム」を観劇してきました。劇場は、名古屋池下の愛知厚生年金会館です。
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四季の「オペラ座の怪人」は未見のクセに、映画「オペラ座の怪人」に続き、またまた別のファントムとのご対面です(笑)

いつになったら、四季のファントムに会えるのでしょうか?
(まぁ、本当に観たいなら遠征してでも会いに行けばいいんだけどサ(笑))

ちなみに、息子と旦那は、映画の「オペラ座の怪人」も未見なので、今回初めてファントムの物語に触れたのダ。(家には初回限定の豪華版DVDがあるのに、旦那は「いつでも観れる」と言って、なかなか観ようとしないの(汗))

とは言っても今回の「ファントム」は、四季が上演している、アンドリュー・ロイド=ウェバー版の「オペラ座の怪人」とは、原作は同じガストン・ルルーなんですけど、若干アプローチが異なり、設定も違うところがあります。なのでウェバー版を知ってても知らなくても十分楽しめる脚本になっています。


ここでちょっと「オペラ座の怪人」まめ知識(^^♪

この「オペラ座の怪人」のミュージカル版は現在3つあるそうな。
ひとつはオペラアリアの替え歌で綴られた「ケン・ヒル版」
もうひとつは、現在大阪で劇団四季が上演中の「アンドリュー・ロイド=ウェバー版」(もちろんブロードウェイでも上演中)(「オペラ座の怪人」Wiki
そして3つめが、今回観た「コピット&イェストン版」(ミュージカル「ファントム」Wiki

この「コピット&イェストン版」は「ウェバー版」のヒットのあおりを喰らい、残念ながら遅れをとってしまい、ブロードウェイ進出の機を逃してしまったのだそう。

でも、こちらは、唯一ファントムが本名エリックと呼ばれており、ウェバー版の「ファントム×クリスティーヌ×ラウル」の三角恋愛物語と比べると、より人間エリックに焦点をあてたせつない物語になってます。

ちなみに「コピット&イェストン版」は宝塚でも上演されたことがあるので、ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

詳細を知りたい方は上記に記してあるWikiを読んでね(^_-)-☆



さてさて、ここからはネタばれを含みます。
まだ東京公演が控えているので、読みたくない方はスルーして下さいね。


キャストは

ファントム(エリック)・・・・・・・・・・・大沢たかお
クリスティーン・ダエー・・・・・・・・・・・徳永えり
フィリップ・シャンドン伯爵・・・・・ルカス・ペルマン (Wキャスト)パク・トンハ

アラン・ショレー・・・・・・・・・・・・・・・HISATO
ルドゥ警部・・・・・・・・・・・・・・・・中村まこと
ジャン・クロード・・・・・・・・・・・・・・永島 克
文化大臣・・・・・・・・・・・・・・・・・コング桑田

カルロッタ・・・・・・・・・・・・・・・・大西ユカリ
ゲラール・キャリエール・・・・・・・・・伊藤ヨタロウ
ベラドーヴァ(映像出演)・・・・・・・・・・姿月あさと

アンサンブル ・・・・・・・・・・・・・・
   阿部よしつぐ
   角川 裕明
   金澤  博
   田﨑 悠人
   田村 雄一
   中井 智彦
   荒木 里佳
   稲田みづ紀
   浦壁 多恵
   杵鞭 麻衣
   金城 尚美
   山本悠記子


アンサンブルに元四季の田村雄一さんのお名前が。プチソロもあったりして、久しぶりに健在なお姿を拝見しました。身のこなしがきれいでしたよ。

ちなみにシャンドン伯爵のWキャストのパク・トンハさんも元四季の方。当時はパク・ジュポンという名でしたね。私はオーヴァー・ザ・センチュリーで拝見してます。今回の舞台はルカスさんの出演でした。

クリスの徳永えりさんは、まだ19歳という若さ。映画「フラガール」にも出演されてたそうなので、ご存知の方もいるかな?
大阪出身の女性らしく、チャキチャキとしたクリスでした(笑)

いや、クリスはチャキチャキっ子でいいのだろうか?ヽ(~~~ )ノ ハテ?

私の中のクリスティーヌ像は、しなやかで慎ましくて、そことなく気品が漂うイメージなんですが、まぁあくまで四季のクリスは未見なもんで・・・(^▽^;)

セリフが早口で、だだだーって感じのしゃべり方で、まだまだお子ちゃまなクリスって感じ。ファントムに対しては「先生」、伯爵に対しては「恩師」という感情が強く感じられ、恋愛モードは二の次のような。でも今回のストーリーでは、それで違和感はないです(笑)
歌は、声楽出身の方と比べるとまだまだですが、素人(?)の割には歌えてた方ではないでしょうか。私は許せる範囲です(私の判定は甘いかもですが)。ちゃんと勉強したら、もっともっと歌えるんじゃないかな。


シャンドン伯爵役は、ウェバー版でいうとラウル・シャニュイ子爵にあたります。
ルカス・ペルマンさんは、本国オーストリアでは歌にミュージカルに大活躍されているなかなかの方のようですね。昨年「エリザベート」の来日公演にも出演されていらっしゃったようです。
日本語のセリフはかなりお稽古されていたようで、しっかり聞き取れました。しかし、モロ外人さんが話す日本語の発音でしたけどね(^。^;) まるで、四季でのチャイ・カン・・・(以下自粛(笑))
「闇」のファントムに対峙する「光」の部分を現すには、ブロンドの美しいお姿は最適だったかもしれませんね。歌はお上手でした。


なかなかよかったのは、カルロッタ役の大西ユカリさん。初ミュージカルとは思えないほど、歌に演技に熱演されてました。笑いの少ないこの舞台の中で、たくさんのコミカルな部分を担って頑張っていました。


ウェバー版では、クリスティーヌがファザコンで、ファントムにその面影を追うような描かれ方をしてますが、こちらはエリックがマザコンでクリスティーヌにその面影を追う描かれ方をしています。
ファントムに殺される人も、こちらはカルロッタで、夫のアランが嘆き悲しんでいます。役の設定が異なりますが、ウェバー版ではカルロッタがピアンジの死に嘆き悲しんでいますよね(映画では。舞台でもそうでしょうか?)

そして最も大きな違いは、ウェバー版はやはりファントムとクリス、そしてラウルの三つ巴ラブロマンスに重きが置かれているのに対し、こちらは親子愛に主眼が置かれているように思いました。

醜い顔で生まれたエリック。
誰からも受け入れられないと思い、彼を世間から隔離した父。
そんなエリックに無償の愛・普遍の愛を注いだ母。

誰からも愛されていないと思ってたエリック。
でも、母親の温かい子守唄は心の奥で生きていました。
(どんなに醜くても、母親にとってはそんなこと眼中にないのです。どんな子でも可愛いのです!)

オペラ座の地下に隔離され世間を知らないで育ったエリックは純粋です。
純粋であるがゆえに、繊細で頑固でせつないです。そして駄々っ子です(笑)
でも、その反動で、狂気の仮面をつけると恐ろしい怪物の心に乗っ取られるのです。

大沢たかおさん演じるエリックは、とても弱わっちい(笑)
そして、とてもとてもせつない。
(そして、とてもかっちょいい(はぁと♪))

歌も、ものすごくお上手ではないのかもしれないけど、私は満足。
エリックの孤独な心を感情豊かに表現して歌えてたと思います。
(まっ、私は日下さんのマシューやモリースの破壊的な歌声も好きな人ですから♪(笑))


1幕は淡々と観ていたんですが、2幕。
クリスティーヌが、「My True Love」で

どんなことも受け入れるわっ!誓うわ!だから仮面をとってあなたの全てを見せて!
(歌詞は違うけどこんな感じ。著作権に抵触するので略しました)

とお願いしたら、エリックは心を決めて仮面を取ったの。


そしたら、あーた!!
クリスは、その醜い顔におののいて後ずさり、一目散に逃げた~~~

(;`O´)oこらーーー!
クリスさんよ、そりゃないだろう(涙)

そしたらね、どこからともなく

ヴヴぅ

という音が・・・

???

と思っていたら、その音が徐々に大きくなって・・・

なんとエリックが悲しみのあまり、うめき泣いていた声だったの。

そこから私爆泣きよ(ノ◇≦。)


その後のエリックのナンバー「My Mother Bore Me」もしびれたけど、さらにその後の「You Are My Own」で完全にノックアウト。嗚咽をこらえるのに必死でした(^▽^;)

結末もせつない。

人殺しは肯定できないけど、エリックが悪いんじゃない。
そう感じるのは私だけではないと思います。

エレファントマンと共通するせつなさを感じますね。


最後に・・・
カーテンコールでは、大沢たかおさんファンの黄色い歓声とハートマークがたくさん劇場に溢れておりました(^。^;) 旦那と息子はそのパワーに圧倒されておった(笑)


私が思うに、これは、「オペラ座の怪人」ではなくて・・・
「オペラ座の純粋」ですね♪


長い長いレポにお付き合い下さいまして、ありがとうございましたm(__)m
by LoveCoffee | 2008-02-06 08:20 | 観劇レポ・四季ネタ