映画 「きみに読む物語」
2005年 02月 24日
インフルエンザにかかる前に観ようと思ってたヤツなんでね。
やっぱり観ないといけません(笑)
結論:
ノアに、こんなに終生愛されて・・・アリーってば、人生の勝ち組ですね(^_-)-☆
閑話休題(本文まだなのに、いきなりかよっ(笑))
基本的に映画を観るときは、事前に公式サイトはチェックしていくタイプです。
自分のレポを書くときは、自分の感性を大切にしたいので、他の人のレビューは見ない状態で書きます。だから、時々的を外した解釈などで、とんちんかんな感想もあるかもしれません。
書き終えた後で、いろんな方のレビューを読んで、「あぁ、そういう見方もあるなぁ」「あれはそういう意味だったのか!」と思うのも楽しいもの。
感想を書き綴るのは、感性を維持する為と、文章を書く訓練になるってのと(大人になったら、まともな文章を書く機会がないですもんね)、ボケ防止(笑)と、・・・単に趣味だから(爆)サ。
私の映画を楽しむ際のポリシーです。
さて、映画の感想ですね。<ネタバレあります>
最初に登場する老男女というのが、ノアとアリーだっていうことに、観客は途中から気づかされます。(もしかしたらみんな最初から気づいてるかもしれませんが・・・)
事前に公式サイトをチェックしていた私はもちろん、このことは知ってました。
でも、公式には、当たり前ですが、最後の結果は載ってないんですよ。
なので、この二人が最後果たして結ばれるのかどうか・・・
私も、年老いたアリー同様「それからどうなったの?」「どちらを選択したの?」
いつの間にか、自分が老アリーの視点になってたんですねぇ~(@_@)
老人の家族が会いに来た時、老ノアが「私の家族だ」と云ってアリーに紹介した際は、「あれ?やっぱりノアは別の人と結婚したのかな?」なんて思っちゃいましたもの。でもすぐ後に、その家族にとって、アリーが、お母さん、おばあちゃんだってわかったので、「あぁ、やっぱり二人は結婚したのね」って安心しました。
神様って、ちょっと意地悪。でもやっぱり優しい。
運命のちょっとしたイタズラでしたね。
アリーのご両親、特にお母さんが、ノアとの交際に反対した気持ち・・・私は理解できるから、彼女を責めることはできない。
駆け落ちしたまでしたけど、別れさせられた男性に、こっそり会いにきていた彼女。
「パパは優しいし、パパを愛している。今の生活に満足している、後悔はしていない」と言いつつ、若かりし頃の恋愛に想いを馳せ涙する・・・それが全てを物語っていましたね。
ノアの365通の手紙をアリーに渡し、「正しい選択を」と言い残して去ったお母さん。
あんたはエライ!
ついでに、婚約者もエライ!
またまたついでに、ノアを愛した戦争未亡人のあんたもエライ!
この映画では、悪人が出てこなかった。
それが、観終わった後「ほっ」とする大きな要因かもしれません。
アリーが「それって私?私たちのこと?」って気づくシーンは、この映画のクライマックスですよね。
既に、映画の途中から、涙がハラハラしてた私。嗚咽にはならないんだけど、後から後から涙が溢れちゃうって感じ。
日頃のストレス(←あるのか?)も、全て一緒に洗い流されてくイメージで心地良かったっす。
でも、すぐにまたアリーの痴呆が戻ってしまい「あなた誰?」
この時の老ノアの悲しげな表情は秀逸です。たまりませんね。
この映画、クライマックスを過ぎてもまだ続く。
どんな終わり方するのかなぁ?なんて思ってたら、二人一緒に昇天しちゃいましたね。アリーの記憶が戻った時点でのことなので、きっと二人仲良く天国でラブラブのことでしょう。
私としては、またアリーの記憶がなくなり、再度、っていうか何度も何度も「二人の愛の物語」をアリーに読み聴かせていく・・・っていう終わり方を想像してました。その方が現実的だし、この映画のコンセプトにあってる気がするから。
でも、まっ、こういう終わり方もあり、かもね。
若者ノア役のライアン・ゴズリング。
10代だか20代そこそこの青い青年像も、出兵経験を経てたくましくなった20代後半か30代くらいの青年、上手に演じてましたね。ひげがあると、やっぱそれなりに老けて見えるってことなのかな。
若いアリーのレイチェル・マクアダムス。
かわいくて嫌味のないお顔なので、感情移入しやすかったです。
老ノアと老アリーは、さすがのベテランでしたね。
個人的には、ノアの父フランクを演じていたサム・シェパードが、とっても懐かしく、しぶくていい感じでした。ン十年前、映画館で観た「ライト・スタッフ」を思い出して、サム・シェパードも随分歳をとったなぁ・・・って感慨深かったです。(とゆーことは、自分もそれだけ歳くってんだよなー(>_<))
風景描写もとっても美しかったですね。
特に夕日が印象的でした。
エンドロールが流れて、心も涙も落ち着いたんですが、「さぁこれで終わりだ」と思った途端、ケミストリーお二人のインタビューが始まったのですわ。そしたら、バックに映画のハイライトの映像が流れる、流れる、流れる・・・
これってすごい反則!
せっかく止まった涙が、またポロポロポロ・・・(T_T)
(ちなみにケミストリーのインタビューは全く聞いてません。いらん、あんなもの(笑))
みなさま、最後まで気を抜けなくってよ!お気をつけあそばせ。
『きみに読む物語』オフィシャルサイト
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